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「それ、儲かるの?」にどう答えるか―Excelによる利益シミュレーションのススメ

第3部:Excelによる事業利益のシミュレーション(第1回)

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 どのようなビジネスでも、“利益”を得ることが目的の一つであることは共通なはずだ。それにも関わらず、目の前の職務だけには意識と興味が向くが、ビジネス(事業)そのものを計画したり予測したりすることに意識を持つ人は少ない。「それ、儲かるの?」と聞かれて慌ててしまいそうな人は、今からしっかり準備しておきたい。ビジネスの総合能力として誰でも身に付けておきたい事業利益のシミュレーションとは一体何だろうか。

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意外にも一流企業でもはびこる「どんぶり勘定でとりあえずエイやっ!」

 今までの事業を単に継続していれば利益が得られた時代は過ぎ、過去に直接経験したことのない市場や事業を生み出していくことが、より求められるようになって久しい。

 ビジネスパーソンは、「自分の職務」の範囲の中でその職務をたんに遂行さえすれば良かった状態から、新たな価値創造を求められる場面が多くなっている。

「新しいことに組織でチャレンジする」には何が必要だろうか。

  • “他社と差別化ができる有望なアイデア”
  • “十分なリソース(お金・人・設備など)”
  • “業界の知識”
  • “人的ネットワーク”など

 もちろんこれらは、どれもが必要であるし重要だ。でも、まず何にも先んじてスタートラインに立つために必要なものは、「組織内での承認」ではなかろうか。そして「組織内での承認」を得るためには、「ガッツと根性」、「奇抜で斬新なアイデア」だけでは不十分だ。

 必ず求められるものが、「それ、儲かるの?」に対する答えだ。

 このことなくして、だれが「OK」を出すであろう。まただれが動いてくれるだろうか。
 それにもかかわらず、この答えをどう出すかについては、一般的なテンプレートやフォーマットが見つからず、その組織ごとまたは属人的に行っているケースも少なくない。全くやっていないというケースもあるだろう。

 つまり、「どんぶり勘定でとりあえずエイやっ」が、一流と呼ばれる大企業ですら、よく見受けられる光景だ。

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この記事の著者

柏木 吉基(カシワギ ヨシキ)

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