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ビジネスモデルキャンバスを現場で使うための「道具箱」発刊!

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イノベーションの手法として「ビジネスモデルキャンバス」を使うための方法や、新規事業開発のためのフレームワークを収録した『ビジネスモデルデザインの道具箱』(翔泳社)が発行されました。Biz/Zineの連載をまとめたこの本は、これまでなかなか使いこなせなかったキャンバスの使い方が、わかりやすく解説されています。著者の白井和康氏が紹介します。

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ビジネスイノベーションハブの白井です。ちょうど一昨年前から寄稿させていただいた「事業企画の現場で使う、ツールTips」を、今般一冊の書籍として刊行させていただくことになりました。ここでは、本書の狙いに関して簡単にお話しさせていただきます。
Biz/Zineの読者の中には、ビジネスモデルキャンバスを使ったことのある方は多いでしょう。ところが、継続的にキャンバスを使いこなしている方は残念ながら少ないのではないでしょうか。ビジネスモデルキャンバスは、皆さんの現在の事業、これからスタートしようとしている事業のエッセンスを抽出したミニチュア版です。そして何よりも重要なことは、キャンバスの描写は終わりではなく、始まりなのです。
本書では、ビジネスモデルキャンバスを中心に、ビジネスモデルのデザインに役立つ14のツールをご紹介しています。これらのツールの多くは、ビジネスモデルの特定の側面に焦点を当てるものです。したがって、各々のツールを使う目的、そのツールを使うことによって得たい洞察を明確にすることが大事です。

ビジネスモデルキャンバスを中核としたビジネスモデルデザイン

これらのツールを活用する上でのコツを3つほど挙げましょう。1つ目は、ズームイン/ズームアウト(全体と部分)の考え方です。例えば、ビジネスモデルデザイン講座(基礎編)において、顧客セグメントを最も掘り下げてズームインするために顧客ジョブマップ、もう一段ズームアップして顧客セグメントと価値提案のフィットを検証するために価値提案キャンバス、さらにズームアップして事業全体を俯瞰するためにビジネスモデルキャンバスを活用します。また、ビジネスモデルデザイン講座(収益モデル編)において、収益の流れとコスト構造をズームインしながら財務の健全性を検証するためにリバース財務ツリー等を併用していきます。
2つ目は、ビジネスモデルを運営していく上で考慮すべき要素間のリレーションシップ(相互作用とダイナミクス)を正しく理解することです。言い換えれば、部分最適ではなくて、ビジネス全体が上手く回ることを検証することです。
3つ目は、実験指向(仮説のテストと検証)です。これらのツールを使う大きな目的は、正解を出すことではなく、大きな意思決定または投資をする前に、テストすべき重要な仮説を組み立てることにあります。これが従来型の事業計画とは大きく異なるものです。
ビジネスモデルキャンバスの生みの親であるオスターワルダー氏は、「建築家のようプロトタイプを制作し、科学者のように実験し、外科医のようにオペを遂行すべきである」と述べています。皆さんも、これらのツールを活用して、ビジネスモデルデザイナーを目指しましょう。

ビジネスモデルデザインの道具箱

Amazon  その他

ビジネスモデルデザインの道具箱
14のフレームワークでイノベーションを生む

著者: 白井 和康
発行: 翔泳社
発売日:2016年12月25日
価格:オンデマンド版(ペーパーバック):1,944円(税込)
Kindle版:1,728円(税込)
取扱書店:ジュンク堂書店 池袋本店/三省堂書店 池袋本店/丸善 丸の内本店/三省堂書店 神保町本店/有隣堂 横浜駅西口店/ジュンク堂書店 藤沢店/三省堂書店 新横浜店


本書籍と連動した講座「ビジネスモデルデザイン講座[基礎編]」を3/13に開催!

  • 講座名:【第3回】ビジネスモデルデザイン講座[基礎編]
  • 日時:2017年3月13日(月)10:00~18:00(受付開始は9:30)
  • 場所 株式会社翔泳社 セミナールーム(〒160-0006 東京都新宿区舟町5:地図
  • 詳細・申込:こちら

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この記事の著者

白井 和康(シライ カズヤス)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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