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本部長だってリモートで仕事ができる! 岐阜の城下町「郡上八幡」で働き方を考えてみた

場所や時間に縛られない「柔軟な働き方」の一つとして注目される「リモートワークによる地方就業」。かつてはプログラマなど一部の専門職に限られていたが、近年のICTの普及や運営ノウハウの蓄積等により、管理職にも広がろうとしている。果たして本当に可能なのか? どうすれば上手くいくのか? ブイキューブのマーケティング責任者として管理職に就く佐藤岳さんが現在進行形での体験をもとに、リモートオフィスの醍醐味、魅力と苦労について語る。

[公開日]

[著] 伊藤 真美

[タグ] ワークプレイス ワークスタイル 働き方

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管理職として郡上八幡でリモートオフィスに

――佐藤さんは、Web会議やテレビ会議を提供しているブイキューブのマーケティングを束ねる本部長職として「要」ともいえるお立場にあります。いくらリモートワークソリューションのエキスパートとはいえ、本社に不在となると不安も大きかったと思います。

佐藤:
どうでしょうね(笑)。私も私の部下もほとんど違和感はなかったと思いますよ。当社はテレワーク制度を整備しています。多くの従業員が日常的にテレワークしていますので、業務的にはスムーズに移行できました。おそらく業務的には今も東京にいた頃とほとんど変わりないと思います。

――どのようなきっかけで、郡上八幡で働くことになったのですか。

佐藤:
もともと郡上市において、クリエイティブかつ働き場所を選ばない人材と産業の育成、そして、人材誘致を推進する事業を展開しているNPO法人「HUB GUJO(はぶ ぐじょう)」が、昭和16年建設の紡績工場「郡上紡績」をリノベーションした施設を拠点としていました。そこを大改築して「郡上クリエイティブテレワークセンター」とする創設プロジェクトが、総務省で推進している「ふるさとテレワーク推進事業」の平成28年度採択候補として決定され、そこにビジュアルコミュニケーションのエキスパートとしてブイキューブが参画することになったわけです。

ブイキューブ自身も和歌山県白浜町で営業機能の一部を移管したサテライトオフィス、宮城県仙台市で開発子会社を設立するなどリモートオフィスは経験済みでしたし、そこで地元出身者が多数働いています。管理職は未経験でしたが、私自身は問題なく仕事ができるという確信があったので、それを実証しようと思ったわけです。また、自らテストケースとして体験してみたいとも思いました。

――どのような環境で働いていらっしゃるのですか。

佐藤:
郡上八幡は古くは「郡上八幡城」の城下町として栄え、清流と名水、美しい街並みで観光地としても知られています。最も有名なイベントは夏の32夜を踊り抜く日本一長い盆踊り「郡上おどり」でしょうか。2月に赴任してまだ2ヶ月足らずですが、観光地としての魅力はもちろん、生活する上でも空気と水がよく、自然と人の営みがバランスよく共存した素晴らしい土地だと思います。

2017年3月に開設した「郡上クリエイティブテレワークセンター HUB GUJO」には、シェアオフィス、コワーキングスペース、大会議室が整っています。地場産業の木材を活用した木造りで、天井が高く開放的な雰囲気になっています。当社以外にも、グラフィックデザイン制作会社やフェアトレードコーヒーを扱う会社が入っていて適度な交流もあって気持ちがいいですね。

就労環境は申し分がないほど快適ですが、正直言うと、子どもの学校の事情で単身赴任になったので、それが少し寂しいところしょうか。それでも職住近接で通勤時間は以前の1/5になったことで疲労感は軽くなりましたし、時間的な余裕ができたのは嬉しいですね。その時間を読書の時間に充て、朝の出社前にはジョギングを楽しんでいます。郡上八幡を流れる吉田川の美しい景観を眺めながら走ると前向きな気持ちになって、いろんなアイディアが湧いて来るんですよ。子どもがもっと小さい頃に、こうした自然豊かな環境で育てたかったと思いました。

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