SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

宇宙ベンチャーQPS研究所が23.5億円を調達。世界初の24時間観測可能な小型SAR衛星開発に目処。

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

九州・福岡の宇宙ベンチャー株式会社QPSがシリーズA投資ラウンドで23.5億円を調達した。シリーズAとしては九州地区最大規模。この資金調達により、天候に左右されず24時間観測可能な小型SAR衛星を世界で先駆けて開発する目処がついたという。(TOP画像:QPS研究所Webサイトより)

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

福岡の宇宙ベンチャーQPS研究所は、九州大学の名誉教授と若手技術者による宇宙衛星ビジネスを展開する会社。

調達は、産業革新機構とスパークス・グループ運営者とする未来創生ファンドをリード投資家とし、リアルテックファンド、三井住友海上キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル(次世代企業成長支援1号ファンド)、FFG(ベンチャービジネスパートナーズ)、三菱UFJ キャピル、ドーガン・ベータ、大分ベンチャーキャピタルを引受先とするもので、総額23.5 億円の第三者割当増資がおこなわれた。この金額はシリーズAの資金調達としては九州最大規模になるという。

今回調達した資金により、QPS研究所は2019 年前半までに独自開発のアンテナを搭載した世界初の地上分解能 1m を実現する100kg 以下の小型SAR(※)衛星の打ち上げを計画している。

さらに長期的には、36機のSAR衛星体制を構築し、世界中のほぼどこでも約10分以内に撮影することのできる世界を構築し、継続的に得られる画像データとAI(ディープラーニング、機械学習)を組み合わせることにより、インフラ管理、農業、海洋・漁業等の効率化、災害管理などに貢献することを目指すという。

※SAR (合成開口レーダー):電波を使用して地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜を問わず観測することができる点が特長。

【関連記事】

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング