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アクセンチュア、複数のブロックチェーン基盤と連携するプラットフォームソリューションの本格展開を開始

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 アクセンチュアは、ブロックチェーンのさらなるビジネス活用を加速させる汎用プラットフォームソリューション(以下、ブロックチェーン・ハブ)の本格展開を開始すると発表した。

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 ブロックチェーン・ハブは、ブロックチェーンに代表される分散型台帳技術を集約し、必要な機能を付加することで、テクノロジーの変化のスピードに対応していくことを目的としたソリューション。主に以下の特長を備えている。

  1. 複数のブロックチェーン・エンジンから、自社のビジネスに最適なエンジンを選択し、持続が可能である。そのため、技術進歩やトレンドに合わせた柔軟な置き換えが実現できる。
  2. 複数のブロックチェーン・エコシステムネットワークのハブとなって連携が可能。そのため、異なるビジネスとの疎結合が実現できる
  3. CRMといったほかのシステムとの連携やユーザー情報管理、ブロックチェーンへのアクセス権制御など、実運用で必要となるブロックチェーン周辺の仕組みを共通機能として提供できる

 さらに、アクセンチュアが提供している「ACTS」「AI HUB」とブロックチェーン・ハブが連携することで、疎結合で変化とスピードを両立させた業務システムの構築が可能になるという。また、ACTSとの連携によって、ユーザー企業はパートナー企業とブロックチェーンを介してセキュアな環境で迅速にエコシステムを形成することが可能になるとしている。

 これらのシステムを介して、ユーザー企業の各種サービスと分散型台帳技術の基盤を連携させることで、ユーザー企業はブロックチェーンを使った企業や業界の枠を超えた共通ポイントサービス(独自経済圏)、コストを抑えた基幹系システム構築、コンソーシアム内での共有情報台帳、サプライチェーントレーサビリティ管理システムなどを立ち上げることができるという。

 アクセンチュアのマネジング・ディレクターである山根氏は「ブロックチェーン・エンジンだけでは『データベース+α』でしかありません。ブロックチェーン以外とあわせてビジネスに組み込んで実装していくことが必要です。しかし、陥りがちなパターンとして、ひとつのブロックチェーン・エンジンに特化してビジネスシステムと密結合に構築してしまう。そのエンジンが生き残れなかった時に乗り換えることができなくなります。仮想通貨トークン、契約書類共有基盤、個人情報管理基盤など、様々なチェーン・エコシステムを同時に連携してビジネスに組み込んでいくことが必要なのです」と述べた。

タイトルアクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 テクノロジーアーキテクチャ グループ マネジング・ディレクター 山根圭輔氏

 すでにブロックチェーン・ハブは、福岡フィナンシャルグループ傘下のiBankマーケティングによる、地域ポイント管理システム構築プロジェクトでの採用が決定している。

 iBankマーケティング代表取締役の永吉氏は「本年6月、私たちはブロックチェーン関連技術を活用した地域ポイント管理システムを構築し、ポイントサービスを軸とした地域における新たなサービスプラットフォーム構想の実現に向けたプロジェクトをスタートさせました。ブロックチェーン・ハブを採用したことで、エコシステム参画企業様にも含めた地域ポイント管理システムを、素早く安全に実現することが出来ました。変化の激しい市場環境において、このようにスピーディーに新たなサービスを実現できたことは、弊社やエコシステム参画企業様の『成長』という点においても極めて重要だと認識しています」と述べた。

タイトルふくおかフィナンシャルグループ デジタル戦略部 iBank事業グループ長 iBankマーケティング代表取締役 永吉健一氏

 また、アクセンチュア常務執行役員の中の氏は「デジタル化時代において、テクノロジーをベースとしたパートナーシップの構築は、企業が成長するための重要な要素です。そして、パートナーシップを構築するうえでは、摩擦が少なくシームレスに連携するデジタルエコシステムを作ることが必要です。ブロックチェーン・ハブとACTSはそのようなニーズに応える、すべてのベース機能と開発機能を備えた汎用プラットフォームです」と述べた。

タイトルアクセンチュア 常務執行役員 金融サービス本部 統括本部長 中野将志氏

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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