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凸版印刷とNICT、耐量子-公開鍵暗号の技術確立に関する共同研究契約を締結

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 凸版印刷と情報通信研究機構(以下、NICT)は、量子セキュアクラウド技術への耐量子-公開鍵暗号の組み込みに関する共同研究契約を締結した。

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 量子セキュアクラウド技術は、量子暗号技術と秘密分散技術を融合し、データの安全な流通、保管、利活用を可能とするクラウド技術。量子セキュアクラウド技術の確立により、改ざん・解読が不可能な高いセキュリティ性を担保するだけでなく、たとえば、医療、新素材、製造、金融分野で蓄積された個人情報や企業情報など秘匿性の高いデータの収集、分析、処理、利用を可能する。

 この研究では、量子セキュアクラウド技術への、耐量子-公開鍵暗号を実装したICカードを用いたアクセス制御・管理技術を開発することで、耐量子-公開鍵暗号の社会実装を推進し、量子セキュアクラウド技術の利用拡大を狙う。具体的には、耐量子-公開鍵暗号を実装したICカードによるアクセス制御・管理技術をNICT等が開発した保健医療用の長期セキュアデータ保管・交換システム「Healthcare long-term integrity and confidentiality protection system、以下 H-LINCOS」へ適用し、保健医療分野における実用性を検証する。

 凸版印刷とNICTは、これまで培ってきたICカードのセキュリティ技術や認証技術を用いて、電子情報を安全・安心に運用するための耐量子-公開鍵暗号の実装および認証システムの開発を進めていく。

 共同研究では、量子鍵配送や耐量子-公開鍵暗号といった量子暗号技術を実装した量子セキュアクラウド技術を国際標準化していくことで、量子セキュアクラウド技術の開発を優位に進めることが可能となり、ビジネスの有利な展開が期待できる。これにより、高秘匿情報を将来にわたって安全に流通、保管、利活用できる社会を実現できるとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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