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日本のSaaS市場のトレンド予測をOne Capitalが公開

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 One Capitalは、SaaS市場の動向や今後のトレンド予測、VCから見た伸びるSaaSスタートアップの特徴や、大企業がスタートアップへ出資する上でのベストプラクティスなどをまとめた「Japan SaaS Insights 2021」を公開した。

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 日本のエンタープライズソフトウェア市場は約10.8兆円あるすが、その中でSaaS市場は約6,000億円(6%)とグローバルと比較すると見劣りする水準となっている。これがグローバルと同程度まで底上げが進むと仮定すると、SaaS市場規模は約2.4兆円となり、拡大余地が大きく魅力的な市場であることがわかる。

 また、SaaS企業へ流入するリスクマネーは増加傾向にあるという。2018年のSaaSスタートアップの資金調達額は569億円だったのに対し、2019年は744億円と30.8%増加*している。また、SaaS上場企業では、海外にも引けを取らないパフォーマンスを発揮しており、SaaSというセクターそのものへの注目度が年々高まっていることがわかる。

SaaS市場の動向

 AIやIoTなどのテクノロジーの発達、デジタルトランスフォーメーションが進む中、ソフトウェアがビジネスの根幹を担っている。SaaS市場は日本・グローバルともに順調に拡大しているが、中でも日本はエンタープライズソフトウェア全体におけるSaaS市場のシェアが6%とグローバルよりも遅れをとっており、ポテンシャルのある市場と捉えることができるという。

大企業側から見たSaaS/サブスクリプションビジネスの動向

 スタートアップに限らず、大企業でもSaaS/サブスクリプション(以下、サブスク)ビジネスへ移行する動きが見られる。従来の売り切り型モデルから移行することで、安定的な収益基盤や顧客接点を獲得することが可能となる。一方、SaaS/サブスク化には痛みを伴う部分も多く、そのような障壁を乗り越える必要があることも事実だという。このような大企業によるSaaS/サブスク化の動きは、Exitの多様化(大企業によるM&A)という意味合いで、SaaSスタートアップにとっても追い風となっている。

SaaS市場の今後のトレンド予測

 SaaS市場における今後のトレンドをOne Capitalが独自に予想。2020年に引き続き、リモートワークを支援するSaaSが飛躍するという。また、契約のデジタル化やサイバーセキュリティへの対応を支援するSaaSもより普及していくと予想している。ノーコード/ローコードの活用はさらに進み、SaaSが守り(業務効率化)から攻め(売上創出)に利用されていく流れはますます加速するとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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