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日立、ベトナム郵便や同国の消費者金融機関と協業 ベトナムでの金融サービス確立を目指す

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 日立製作所(以下、日立)は、ベトナムの国営企業Vietnam Post(以下、ベトナム郵便)、および同国の消費者金融機関VietCredit Finance Company(以下、ベトクレジット)とともに、ベトナムでの新たな金融サービス確立に向け、協業を開始する。

 同協業では、エンドユーザーとベトクレジットのオペレーターをビデオ通話でつなぎ、個人ローンの申込・契約などを可能にする日立のタブレット型自動契約端末「C-ACM」を、5月よりベトナム郵便の40拠点で導入。その後、ベトナム全土に展開するベトナム郵便の各拠点に、同サービスを拡大していくことを目指すという。

 これにより、これまで金融サービスが行き届いていなかった農村部をはじめとする地方にも、都市部と同等のサービスを提供できるようになるとしている。

 なお、C-ACMによるローンの申込受付から契約までを可能にするサービスは、ベトクレジットが提供。申込時は、タブレット端末の通話機能により、エンドユーザーとベトクレジットのオペレーターをつなぎ、タブレットで撮影した本人確認書類から申込情報の確認・修正をオペレーターがその場で実施できるという。

 また審査では、稀な事象の発生を予測できる日立の人工知能「Hitachi AI Technology/Prediction of Rare Case(AT/PRC)」を活用しており、審査スキルの属人化を防ぐとともに、精緻な審査が可能になるため、貸出限度額の引き上げにつなげることも期待できるとしている。また、C-ACMの「Re-Entry機能」により、再来店後も途中からの申込手続きが可能となる。

 なお、同協業におけるC-ACMの開発・運用は、日立のベトナム現地法人であるHitachi Asia(Vietnam)が対応する。

 日立は今後、ベトナム郵便とベトクレジットの両社が提供する商品・サービスを連携した新規ビジネスの展開など、協業を加速。将来的には個人ローンだけでなく、保険をはじめとするその他の金融サービスや公共サービスなどへの対応、加えてすでに展開しているベトナム郵便の非現金サービスとの連携も検討するなど、ベトナムにおける生活の質向上に貢献すると述べている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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