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NTT西日本ら、建設ロボットの遠隔操作により現場技術者の作業を約8割減に 労働力不足を解決へ

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 西日本電信電話(以下、NTT西日本)と建ロボテックは、建設現場の労働力不足の解決をめざし、建設ロボットの遠隔操作・オペレーション支援環境構築に向けた実証実験を実施した。

 同テスト環境での実証実験を踏まえて、実際の建設現場において、建設未経験者によるロボット遠隔操作で、現場技術者の鉄筋結束作業の約8割をロボットに置き換えることに成功したという。

 実証実験の内容は以下のとおり。

遠隔操作システムの開発
  • ロボットに搭載されたカメラ映像を見ながら、ロボットを遠隔操作・制御
  • ロボットの稼働に関するステータス情報(例:作業量(結束数)、移動履歴、バッテリー残量)をクラウドにアップロード。遠隔操作者が現場技術者と同等に状況把握
簡単な操作画面(GUI)の開発
  • 鉄筋結束ロボット「トモロボ」に設置した合計6ヵ所のカメラによる現場状況の把握
  • 進行方向の決定や発進などの基本指示を出した後は、ロボット自体が自走する簡易な操作性

 実証実験の結果、現場技術者による鉄筋結束作業の80%をロボットへの置き換えに成功(トモロボによる削減効果:約50%、遠隔操作による削減効果:約30%)。今回のロボットとその遠隔操作による現場作業削減により、鉄筋結束作業に関わる現場技術者の稼働は約20%に抑えることができ、より高度な業務に従事可能になったとしている。

 NTT西日本は今後、同実証実験の結果を踏まえ、鉄筋事業者とともに、日本の建設現場の様々な環境に適応したサービスの具体化検討を実施していくという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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