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NTT Comら、踏切事故の未然防止に向けて「踏切内AI滞留検知システム」活用した実証を開始

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 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)、関東鉄道、コシダテック、ヤシマキザイは、関東鉄道・常総線の海老原踏切道において、「踏切内AI滞留検知システム」を活用した踏切事故の未然防止に向けた実証実験を9月1日より開始する。

 同システムでは、踏切付近に取り付けた市販のネットワークカメラの映像を、5Gネットワークで「docomo MEC」に伝送。VAEや背景差分技術を活用してAIにより解析することで、線路内に滞留する物体を大小問わずリアルタイムに検知する。物体を検知した場合、施設管理者へアラート通知するという。また、取得した映像をリアルタイムにdocomo MECへ伝送し一定期間蓄積するため、遠隔地からの現場確認用カメラとしても活用できるとしている。

 実験の概要は以下のとおり。

  • 検証期間:2023年9月1日~2024年3月31日
  • 検証場所:常総線の海老原踏切道(守谷駅~新守谷駅間)
  • 検証内容:同システムの、実フィールドにおける実用性検証(自動車以外の小さな物体の検出精度、障害物検知の検出精度に関する既存の装置との比較)
同実験のイメージ図<br/>[画像クリックで拡大表示]
同実験のイメージ図
[画像クリックで拡大表示]

 今後、実験により得られた結果を踏まえ、同システムの有効性を確認するとともに、線路内に滞留する物体を検知した場合に接近する列車の運転士にアラート通知する機能などシステム改修を図るとのこと。その後、鉄道各社への同システム導入に向けた提案を行うという。

 また、同システムを構成する技術を応用し、線路内への鳥獣侵入、ホームからの転落、駅構内の異物などを検知可能とすることで、鉄道運行の適切化や駅構内の安全対策に貢献するとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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