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ゴーリキ、「ノータイムラック」を販売開始 待機時間を削減し2024年問題の解決策を提案

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 ゴーリキは、約40年間培った物流改善のノウハウを活用した「ノータイムラック」を2024年4月から販売。トラックドライバーの待機時間を削減し、2024年問題の解決策を提案するという。

ノータイムラック特徴[画像クリックで拡大]
ノータイムラック特徴
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削減できる時間、できない時間

 荷物を積んでから目的地で降ろすまで4時間かかっていた場合、2024年問題で輸送能力が14.2%不足(※全日本トラック協会試算)すると、4時間40分かかることになるという。

 ゴーリキが注目したのは、実際にトラックが走行していた時間の割合だという。これまでの経験から推測するとおおよそ50%、所要時間の半分は荷物の積み下ろしで待機している時間だと述べている。

 物流業とはA地点からB地点まで決められた場所と時間に動かすことで対価を得る、すなわち荷物が動いている時に価値があり、荷物が動かない時には価値が付きにくいものとされている。

 この価値が付かない時間を半分にできれば、輸送能力が不足したとしても、これまで通り約4時間(3時間53分)で荷物を届けられるという。

出荷の課題をゴーリキが改善した実例

  • A社概要
    • 木造住宅構造材の大手製造工場
    • 荷役は3PL業者に委託し、一棟ごとに出荷
    • 1日150台のトラックが入退場
  • 課題
    • 3PL業者と進捗の情報共有を徹底できず、出荷品がそろう前にトラックが着くことがある
    • 入場、積み込み、退場まで合計90分の待機時間が常態化
    • 待機時間が長いため、運送会社からクレームや取引停止が発生
  • 改善後
    • 出荷品がそろっているか一目でわかるようになり、配車のタイミングが最適化された
    • 入場、積み込み、退場までの時間を合計45分まで半減
  • 改善内容
    • ラックが満載=出荷品がそろっている状態という情報共有の見える化
    • 各部材置き場からピッキングしながらの積み込みから、事前に一棟分ピッキングした部材をラックに保管し、トラック到着後速やかに積み込める方式に変更
ノータイムラック特徴[画像クリックで拡大]
ノータイムラック活用例
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2024年問題を解決するノータイムラック

 4t車や10t車、使用するトラックの荷台と同じ幅のラックに出荷品を保管することで、トラック到着後、積み方を考えたり出荷品を探したりする手間なく速やかに積み込み可能になるという。

 また、4mの長尺物、パレットや不定形の特殊品などにも対応し、荷物の特徴や要望に合わせた完全オーダーメードで製作。現場の声を聞き取り、動線も考慮した配置を、物流改善のプロとして提案すると述べている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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