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濱口秀司氏が語る、経営にインパクトを与える「3つのデザイン」と「顧客の価値認知モデル」

Biz/Zine Day 2016 Autumn “デザイン”を軸に据えた「事業開発の条件」レポートvol.1

 2016年11月11日、デザインを軸に企業経営とビジネスを考える「Biz/Zine Day 2016 Autumn」が開催された。Biz/Zineでの記事が好評のビジネスデザイナー濱口秀司氏は、基調講演「デザインが企業経営に与えるインパクト」にて、イノベーションを起こすための手法を語った。

[公開日]

[講演者] 濱口 秀司 [取材・構成] 有須 晶子 [写] 和久田 知博 [編] 栗原 茂(Biz/Zine編集部)

[タグ] ストーリー バイアス 事業開発 企業戦略 顧客認知

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経営における“デザイン”の価値を「意匠・設計・思考」の3つに分解する

 濱口氏は今回、経営にインパクトを与える「デザイン」を、「意匠(プロダクトデザイン)」、「設計(ビジネスデザイン)」、「思考(インプルーブメント)」の3つに分解した上で、「意匠」「設計」に関して、イノベーションの定義も交えて解説した。この2つを一定の手法にしたがってドライブすれば、イノベーションを導ける可能性は高まるという。

濱口秀司濱口秀司氏(monogoto CEO, Ziba Executive Fellow)

 まず、濱口氏が使っているイノベーションの定義を振り返っておこう。

  1. 見たこと・聞いたことがない
    あたりまえだと思っていること(バイアス)に反する。
  2. 実行可能である
    実現できないことはイノベーションではなくファンタジーである。
  3. 議論を生む(反対/賛成)
    1に相当するものは不確実性が高いため、合意されない。

濱口秀司氏のイノベーションの定義

 1のバイアスとは、人間が日々、見たこと、聞いたことから積み上げていく「常識」ともいえる。イノベーションにとってこわいのは「ある専門分野で仕事をするとバイアスの塊になり」、バイアスから外れるものが目に入らなくなってしまうことだ。

『見たこと・聞いたことがない』ものはバイアスに反抗する。自分の知らない世界に持って行かれるので、不確実性がある。不確実性が高いものは合意できないので議論が起こる。そういうロジックになっています。

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