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Biz/Zineセミナーレポート

なぜオープンイノベーションは頓挫するのか──事業開発と研究開発による「イノベーションエンジン再構築」

Xデザイン学校 公開講座レポート【後編】

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 2017年5月、株式会社経験デザイン研究所 代表取締役 浅野智氏と千葉工業大学 教授 山崎和彦氏の二人によって、社会人のための新しいデザインの学校として開設された「Xデザイン学校」。賛同する企業や研究者などと公開講座も開催している。モニター デロイトのデザインリード・イノベーションの専門部隊であるDoblin(ドブリン)社のコンサルタントJeff Tull氏の来日にともない、「Xデザイン学校」と「モニター デロイト/ドブリン」の共催により行われた公開講座の内容を前後編にて公開する。後編では、モニター デロイトのコンサルタントから語られた「オープンイノベーション」への提言に関してお伝えする。

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オープンイノベーションを事業開発と研究開発の視点から整理する

 「オープンイノベーション」という言葉が、“バズワード”になっている。

 冒頭、司会進行をつとめたモニターデロイトのストラテジー シニアマネジャー長尾政明氏の発言からイベントはスタートした。

長尾政明モニター デロイト ストラテジー シニアマネジャー 長尾政明 氏

 長尾氏は、コンサルティングファームにおいて、戦略・トランスフォーメーション領域でのコンサルティングに従事した後、事業会社に移り、新規事業企画 (大手電機メーカー)、グローバルオペレーション企画 (海外通信機器メーカー) 等の経歴を持つ。

 日本企業においてオープンイノベーションが定着し始める中、長尾氏はその「中身」に危機感を抱いたという。例えば、シリコンバレーなどへ日本の大企業が視察に行く「海外スタートアップ詣」、スタートアップと限定期に協業する“つまみ食い”などが、その代表格だと説明する。「このような“表層的”なオープンイノベーションから本当にイノベーションが生まれるのか疑問です」と長尾氏は強調する。

 イベント本編では、モニター デロイトの2人のコンサルタントが、社内の事業開発と研究開発が噛み合った「イノベーションエンジンの再構築」という“モニター デロイトとしての解”を詳細に語った。

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