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富士通ら、横浜データセンターでローカル5Gを活用した設備点検の自動化などに向け実証実験を実施

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 富士通と富士通総研は、富士通の横浜データセンターにおける設備点検作業にローカル5Gなどを活用し、安定稼働と運用の自動化を目指す実証実験を12月1日から実施し、その有効性を検証する。

富士通 横浜データセンター
富士通 横浜データセンター

 同実証実験では、4Kカメラ搭載の走行ロボットで撮影したサーバ機器などの動画像データをローカル5Gで伝送し、AIで状況を分析して機器の異常を早期に検知する仕組みを構築。また、災害時や緊急時における状況把握と復旧作業を遠隔地からでも支援できる仕組みを、ローカル5Gの高速伝送技術を活用して構築し、データセンターの安定稼働と、保守・復旧作業の自動化を目指すという。

自走ロボットによる機器の巡回監視イメージ<br/>[画像クリックで拡大表示]
自走ロボットによる機器の巡回監視イメージ
[画像クリックで拡大表示]

 実証の概要は以下のとおり。

実施場所

  • 富士通 横浜データセンター(神奈川県横浜市)

実施期間

  • 2022年12月1日~2023年3月17日

内容

1. ローカル5G活用モデルの創出、実装に関する調査検討(課題実証)
 4Kカメラを搭載した自走ロボットが無人巡回監視することで、サーバ機器の稼働状況(LEDランプ点灯状況)の異常を検知。ローカル5Gネットワークを介してオペレーターに早期通知する。
  • ローカル5Gを活用した映像・音声伝送による復旧作業の遠隔支援
  • 機密性の高いデータを扱うデータセンター内での不正通信の検知・遮断
2. ローカル5Gの電波伝搬特性などに関する技術的検討(技術実証)

 天井が低く、遮蔽物が多数あるサーバ室と、高電圧のケーブルが天井に敷設された電気室におけるローカル5Gのエリア構築に、DAS型アンテナを活用したエリア構築手法を確立するとともに電波伝搬影響を実測する。

  • 電波伝搬測定と性能評価(4.8~4.9GHz帯、屋内)
  • 現行の電波法関係審査基準で定めるエリア算出法に規定されている算出式パラメーターを精緻化することで、他拠点への展開におけるエリア設計の効率化に貢献

各社の役割

  • 富士通:開発実証のシステム構築および実証評価、考察
  • 富士通総研:プロジェクト推進支援、今後の横展開に向けた計画策定支援

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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