リコーは、同社の自然言語処理AI（人工知能）技術でデータを分析し、業務の効率化や新たな価値の創造を支援する「仕事のAI」の新サービスとして、企業独自のAIモデルを作成し、学習推論できるノーコード開発ツールを新たに開発。無償でのトライアルを7月10日に提供開始した。

　同開発ツールでは、企業が大規模言語モデルを業務で活用する際に必要となる企業固有の情報をアップロードしてAIに学習させることが可能。具体的には、固有の用語などを含めた分類情報のサンプルデータをExcelで作成し、同開発ツールにアップロードすることで、独自AIモデルを利用できるという。

　同社は今後、このようなノーコードAI開発ツールのほかにも、OpenAIのChatGPTやリコー開発の大規模言語モデルなどを活用した企業向けAIシステムの構築を進めていくとのこと。業種業務に合わせて利用できるAIサービスの提供により、顧客が取り組むオフィス／現場のDXを支援するとしている。