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日本IBM、クレジットカード・信販業界向けに「FinTechカードAPI」を提供

6社が「FinTechカードAPI」第1弾の仕様を合意

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 日本IBMは、クレジットカード業務に関連したFinTechサービスを提供する企業向けに、汎用的な「FinTechカードAPI」を提供し、10月から接続検証を実施すると発表した。これにより、FinTech企業はクレジットカード会社・信販会社と連携したサービスを展開しやすくなるという。日本IBMでは、今年2月から「FinTech共通API」を提供し、フィンテック企業や銀行向けに展開している。

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 クレジットカード利用者にとって価値が高く、クレジットカード会社・信販会社にとって導入の負荷が少ないFinTechサービスを提供するためには、システムの仕様変更への迅速な対応、セキュリティーの確実性などにより、アプリケーションの価値を高めることが必要になる。また、FinTech企業のアプリケーション開発やサービス提供には、開発の生産性が高く、標準化に対応した汎用的なシステム環境が重要だという。

 「FinTech カードAPI」は、カード利用明細、ポイント照会、サービス利用状況照会といったFinTechサービスとクレジットカード会社・信販会社の既存システムをアプリケーション間で接続するAPI群。APIの標準化を推進している「BIAN(Banking Industry Architecture Network)」の方式に基づいており、汎用的なことが特徴になる。

 また、セキュリティーについては、オープンな認証プロトコル「OAuth」により、利用者のIDやパスワードをクレジットカード会社・信販会社が認証した上で、FinTechサービスの利用を許可する仕組みとなり、セキュリティーが強化されるという。「FinTechカードAPI」は、IBMのAPI作成・管理・運用ソフトウェア「IBM API Connect 」と「IBM DataPower Gateway」により提供される「OAuth」と連携する。

 このたび、次の6社において、「FinTechカードAPI」の第1弾の仕様を合意した。今回の検証結果を踏まえ、FinTechサービスのさらなる拡大に向けて、FinTech企業やクレジットカード会社・信販会社との協業を継続して行っていく予定だとしている。

  • 株式会社オービックビジネスコンサルタント
  • 株式会社Zaim
  • 株式会社TKC
  • freee株式会社
  • マネーツリー株式会社
  • 株式会社マネーフォワード

 なお、「FinTechカードAPI」は、第2弾としてカードローン申し込みやあとリボ申し込みなどに対応させ、より戦略的なカードAPI群を提供する予定だという。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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