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日揮HD、川崎汽船ら4社、マレーシアにおけるCCS事業化実現に向けて検討へ 基本契約を締結

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 日揮ホールディングス(日揮HD)、石油資源開発(JAPEX)、川崎汽船の3社(以下、日本側3社)は、マレーシア国営エネルギー会社Petroliam Nasional Berhadの子会社であるPETRONAS CCS Ventures SDN BHDと、マレーシアにおけるCCSの事業化実現に向けた検討の実施に合意し、4社による基本契約を締結した。

 同検討では、今後、2024年の基本設計作業開始とその後の建設作業を視野に入れた具体的な準備作業に着手。マレーシア国内で排出されるCO2に加え、日本など海外で回収されたCO2を船舶輸送し、海底下への圧入・貯留を2028年末に開始することを目指す。マレーシア国内のCO2を収集する陸上設備からのCO2輸送パイプラインの敷設、船舶輸送される液化CO2の受入設備、海洋圧入設備など、必要な設備の仕様や費用の積算、事業スキームなどの詳細な検討を進めていくという。

 4社は今後、2020年代中盤の事業化決定と2028年末の操業開始を目指し、同検討を進めていく予定。また、日本側3社は、JFEスチールと2023年6月から進めている日本を起点としたCCSのバリューチェーン構築の共同検討を引き続き進めることにより、同検討との連携を図るとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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