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「ブロックチェーン」と「インターネット」の類似と相違―未来の姿は見えるのか?

THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2016 TOKYO report vol.4

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ブロックチェーンは“オープンであるがゆえに”セキュリティが高い

 基調講演を行ったアダム・バック氏は、電子決済システムの開発に長年携わり、ビットコインを実現する上で根幹となる技術「hashcash proof-of-work」を発明した人物である。バック氏は「ブロックチェーン技術の導入により、数十年前にインターネットが発展したようなペースでのイノベーションを、金融業界で起こせる可能性がある」と語り、銀行のシステムと比較することでブロックチェーンの特徴と可能性を説明した。

 「ブロックチェーンが期待される一つの理由」は、そのセキュリティの高さにある。銀行を介した取引は、銀行の信用力に依存している。銀行の財務力や過去の実績を元に、安全に取引ができるかどうかが判断されるのだ。不正がないかどうかは定期的な会計監査で確認されるが、この場合、不正を発見できたとしてもタイムラグがある上、監査に関わる者がミスや不正をするリスクもある。
 一方ブロックチェーンの場合、1回の取引ごとにリアルタイムの監査が行われる。ブロックチェーンのネットワークに参加している第三者のコンピューターが、インターネットを通じて取引のデータを受け取り、自動で取引内容をチェックするのである。不正があればその場で検知し、取引を成立させないので、より安全だというわけだ。

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