中央銀行の終焉か、それとも拡大か？
通常、中央銀行は「信頼できる第三者」として、銀行間の決済を担う立場にある。したがって、普通に考えれば「信頼できる第三者がいなくても決済できる」というシステムの登場は、中央銀行の役割を置き換えるものと考えられるだろう。
確かに、ビットコインのような通貨は、どの中央銀行の裏付けもなく、また関与もないにもかかわらず、部分的とはいえ通貨・決済システムとして機能しつつある。民間のデジタル通貨が普及すれば、中央銀行の役割が縮小することは容易に想像ができる。
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