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インターシステムズ佐藤氏が事例で語る、データプラットフォーム・アプローチによるサプライチェーン変革

Biz/Zine Day 2020 Autumn レポートVol.1:インターシステムズジャパン株式会社 佐藤比呂志氏

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長年のサプライチェーン全体最適化が日本の卸売企業にもたらしたもの

 インターシステムズのデータプラットフォームによってサプライチェーン改革を行うのは海外企業だけではない。たとえば日本最大の化粧品・日用品、一般医薬品(OTC)卸売企業である株式会社PALTACは、早くも1990年代からインターシステムズのデータプラットフォームをシステム基盤に採用し、サプライチェーンの全体最適に取り組み続ける企業である。

 PALTACでは生産から消費に至る流通プロセス全体を最適化し、効率化しているほか、AIやロボットなど先進技術による自動化や省人化を行い、その運用を、データプラットフォームを活用して行っている。また、季節や時期ごとに精度の高い需要予測を行うことで納品効率をあげ、無駄なコストを省くことも実現している。加えて、商品が生活者にわたる小売業の売り場を重視し、恒常的な人手不足に悩む小売店に変わって新製品や季節品、重点販売品を店頭でタイムリーかつ効果的にアピールできるように、営業組織の体制を整えている。これも、データプラットフォームで様々な組織がスムーズに連携できるからこそ実現できることであり、サプライチェーン全体の生産性向上を加速している。

 PALTACは1990年代から納品精度が99.999%と、非常に高かった。当時としてはこの数値は画期的だが、この背景にはインターシステムズの存在があった。データプラットフォームの性能が高く、複雑な処理を組み込んでも耐えられたため、処理を精緻化し続けた結果、この精度につながったという。

 今後しばらく不確実な時代が続くなかで、資材の調達先の多元化や省人化、DX化が進み、多くの企業のサプライチェーンには様々な変化が起こることが予想される。そんななかでアジリティとレジリエンスを保つためにはサプライチェーン・コントロールタワーが必要だが、それを人力で賄うのではなく、データプラットフォームを活用するほうがいい。そこにデータが溜まっていけば、技術革新によって自動化できる領域も増え、サプライチェーンが将来にわたって強固になっていく。

「Reinventing the wheelという慣用句があります。既に発明され、使われている車輪というものがあるならば、新たに再発明するよりもそれを使ったほうがいいですよね」

 佐藤氏はそうまとめ、講演を締め括った。

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この記事の著者

フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

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