将来の製薬会社が担う使命とは?
西野:薬の研究開発だけでない、両社の新たな一面を見ることができました。しかし、デジタル事業の取り組みなどを聞いていると、薬や治療、そして製薬会社のイメージが今後、変化していくのではないかと感じました。
小林:面白いですね。たしかにこれまでの薬というのは、飲んだり打ったりして成分を取り込むことで、身体の改善を促すというイメージが強かったですよね。ただ、ロート製薬や荒木さんが取り組んでいるeスポーツ事業のような、新しいヘルスケアの形もデジタルによって可能となりました。いつか、薬や治療の意味がさらに広義なものになるかもしれないですね。