日本の“デジタル”は海外から評価されている
柿崎:日本企業のDXでは「PoC疲れ」という言葉もよく耳にします。一方で、デジタル庁では実証実験のフェーズを飛ばして施策をされることもあったようです。それができている秘訣があれば教えてください。
牧島:デジタル庁はスタートアップとして立ち上がった組織で、最初からアジャイルを掲げていました。これは、初代デジタル大臣の平井卓也先生が組織にインストールしてくれたもので、「ガバメント・アズ・ア・サービス(Government as a Service)」「ガバメント・アズ・ア・スタートアップ(Government as a Startup)」という2つのGaaSをビジョンとしていただいていたので、それらを指針に動くことができています。