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『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法』が語る、そう遠くはない「働き方の未来」

『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法』

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 編集部が業務用に“自腹”で購入したビジネス書を紹介する本コーナー。今現在、Biz/Zineの新規企画用の資料として読み漁った中で、本当にBiz/Zine読者の役に立ちそうなものを選び紹介していきます。第2回は書籍『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法』(サリム・イスマイル (著), マイケル・S・マローン (著), ユーリ・ファン・ギースト (著) / 日経BP社)です。さて、どんな内容なのでしょうか。

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ファースト・インプレッション:どうしてこの本を手にしたのか?

 現在、 Biz/Zineでは、ある特定ジャンルの記事コンテンツをどのような切り口で提供するべきか、検討しています。それは「テクノロジー」に関するものです。AIなどのテーマをどのような切り口でビジネス層に提供するのか。まだまだBiz/Zine読者の関心とテクノロジー領域でのAIなどの話しは、少し遠いのか、どうなのか…。

 今回ご紹介する書籍『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法』の前に読んでいた本が『未来に先回りする思考法』(佐藤 航陽 (著) / ディスカヴァー・トゥエンティワン)です。「テクノロジーの進化の流れ」を軸に、未来の予測ではなく、パターンを掴むために、原理を把握する重要性を説いている本とも言えます。この本を読んだあと、アマゾンさんのアルゴリズムに捕捉され本書を購入しました。

「シンギュラリティ」の定義よりも、その先にあるものを理解する

 技術的特異点と言われるシンギュラリティ。文系の私には結構難しい概念です。ただし、意味の詳細はわからないものの、重要な概念であろうことは理解できます。

 本書で描かれているのは、シンギュラリティそのものの話というよりは、その大きな潮流を企業のロードマップの中核に据えて、既にその形をあらわしている「飛躍型企業」の特徴を整理したものです。ビジネスパーソンにとってはテクノロジーの詳細の話よりも、どのような変化の潮流があり、どんな破壊的なイノベーションが起き、自身の働き方にどのような変化が生じるのか。このような関心のほうが高いのではないでしょうか。その意味でも、シンギュラリティそのものの理解よりも、テクノロジーの指数関数的な進化により変わる「働き方や組織のかたち」を説いた本書は、非常に価値の高い本だと思います。

 次項では、「飛躍型企業」の詳細の前に、どのような変化が加速していて、それは何に由来しているのかを、本書の言葉の中から整理していきましょう。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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