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【MBC試作ファンド】米ピッツバーグの2社へ投資 / AI技術応用の環境ソリューション企業とIoT位置情報技術企業へ

Makers Boot Camp

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 Makers Boot Camp(運営:株式会社Darma Tech Labs、本社:京都市下京区、代表取締役:牧野成将、以下「MBC」)は、ジェネラル・パートナー(GP)として管理する「MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合」の投資先として、屋内向け位置情報ソリューションサービスを提供するARIN Technologies(読み方:アリンテクノロジーズ、本社:米国ピッツバーグ、CEO:Vivek Kulkarni、以下「ARIN Tech」)と画像認識AIを用いてゴミを分別するスマートゴミ箱を開発するCleanRobotics(読み方:クリーンロボティックス、本社:米国ピッツバーグ、CEO:Charles Yhap)の2社に決定し、投資したことを発表します。 CleanRoboticsは現在量産化試作の段階であり、ARIN TechはMBCのサポートを受けて量産化に向けたモノづくりを今後日本でおこなう予定です。


【ArinTech の屋内位置情報技術と「位置情報3.0」について】

スマートフォンの普及により位置情報を活用するサービスが多く提供されていますが、多くはGPS衛星からの信号を利用して現在地を把握しています。GPSの信号が受信できない屋内では、通常Wi-Fiやビーコンが用いられていますが、ARIN Techは情報発信デバイスと室内に設置済みのアンカーとの距離を計算し、位置情報と高さを3次元で割り出す独自技術を開発しています。同時に位置情報を蓄積するソフトウェアの開発をおこない、ハードとソフトの融合で新しいサービス価値を生み出しています。その技術は現在 S&P 500の大手製造業工場にて試験的運用がおこなわれており、今後は市場のニーズにも応えていきます。GPSを用いた位置情報から「位置情報3.0」と言われる多様化した屋内測位の技術は日本でも発展を続けており、屋内位置情報システムの国内市場は2022年には78.5億円にも達する見込みです。(株式会社矢野経済研究所)


【AIを利用したリサイクル推進ゴミ箱】

CleanRoboticsは、ゴミの分別をAIを用いた画像認識システムでおこなうゴミ箱「Trashbot」を開発しており、中国 深センのハードウェア専門のアクセラレーターHAXによるプログラム(毎年1000社の応募の中から30社が参加)にも選抜されたことのあるスタートアップです。公共施設等での利用を想定しており、ピッツバーグのPPG Paints Arena等で現在利用されています。「リサイクル法は場所によって異なる」「複雑な分別のためにリサイクル率が上がらない」「リサイクルゴミへの他のゴミ混入」など問題が発生していましたが、「Trashbot」はゴミの分別を正確におこなう技術でこの問題を解決していきます。



【ピッツバーグとスタートアップエコシステム】

ARIN TechとCleanRoboticsは、全米Top20に挙げられるアクセラレーター*AlphaLab Gearの量産化プログラムへ参加したスタートアップです。AlphaLab Gearが拠点とするピッツバーグはコンピューター工学やAIで世界的に著名なカーネギーメロン大学等多くの学生が学ぶ学術都市で、Google や Facebook が研究拠点を置くなど、テクノロジーの街として知られています。ピッツバーグ市を拠点とする2社への投資は、MBCがニューヨーク市外の米国企業へ行なう初の投資活動となり、今回の投資を皮切りとして、MBCはニューヨーク、ピッツバーグを中心とした東海岸や中西部のスタートアップに積極的に関わっていく予定です。 *アクセラレーター:スタートアップの成長を後押しする育成機関



MBCは日本の優れた技術力を世界に向けて発信するために、今後も京都試作ネットだけでなく日本全国の優れたものづくり技術を世界へ紹介し、米 ベンチャーと日本の優良企業とのマッチングを推進していきます。



■本件に関するお問い合わせ先
 Makers Boot Camp(運営:(株)Darma Tech Labs) 
 担当:二神(ふたがみ) 
 e-mail: mari@makersboot.camp 

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