インサイトアカデミーは、新たに「グローバル思考シリーズ『異文化へのトランジション・マネジメント』」のサマリー動画を公開した。
グローバル思考シリーズとは
同シリーズは、異文化理解に関する学識者や海外ビジネスの専門家が講師となり、グローバル思考力を身に付けるためのポイントを体系的に解説するもの。グローバルビジネスで成果を上げるために欠かせない要素の1つが、「世界で通用する思考力」だと同社は述べる。
「日本人には当然である価値観や思考習慣が、世界ではそのまま適用されない」ことに気づき、対象国の文化や商習慣を自国の基準で評価するのではなく、どのような違いがあるのか、またその裏にはどのような背景があるのか、正しく理解しようとする姿勢を持つが大切だという。
異文化へのトランジション・マネジメント
同講座のテーマであるトランジションとは異文化環境に適応し、自分らしくパフォーマンスを発揮できる状態になるまでの過程のことを指し、「ユーフォリア期」「カルチャーショック期~回復期」「適応期」「逆カルチャーショック期」の4つのフェーズに大別されている。
トランジションはよく「目隠しのジェットコースターのようなもの」とたとえられ、赴任後にいつの間にかフェーズが移っていることがしばしば起こるという。そのため、同講座を通して、今後自身に訪れるであろう心理的な状態と日本人が陥りやすい状況を把握しておくことが重要だとしている。
このトランジションを支える2つの鍵が、“自己との対話”、“他者との対話”だという。各フェーズにおいて誰とどのような対話を繰り返すことでトランジションを乗り越え、駐在員として活躍できるのか、具体例を交えて解説する。
海外駐在社員がどのような心理状態にあり、どのような支援や対話を求めているかのヒントが得られるため、送り出す立場である本社人事・海外事業部の社員にもおすすめのコースだという。
講座構成
- 「コーチング」とは何か
- 広がる「ケイパビリティギャップ」
- 異文化適応に必要な「トランジション」
- ユーフォリア期
- カルチャーショック期
- 4種類の適応期
- 逆カルチャーショック期
- トランジションに必要な「2種類の対話」
- 未来に対応する「自分との対話」
- 違いを乗り越える「他者との対話」
なお、公開されたサマリー動画は、会員登録不要で視聴できるとのことだ。また、担当者向けに、140講座以上をすべて視聴できる「2週間の無料トライアル」も用意されている。
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