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ウェアラブルはこれから企業利用が面白い

神戸大 塚本昌彦教授&インフォテリア北原淑行氏対談

ウェアラブルコンピューティングの研究者である神戸大学の塚本昌彦教授と、企業のタブレット活用を推進するインフォテリア(株)の北原淑行氏が語り合った。ともに同世代の両氏は、ガジェット愛の強さで意気投合した。

[公開日]

[著] BizZine編集部

[タグ] スマートデバイス IoT

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50代はガジェット好き

塚本 今日は、インフォテリアさんのイベントで話すということもあって、ウエストユニティスのInfoLinkerというHMD(ヘッドマウントディスプレイ)に、Apple Watch3つとAndroid Wearウォッチ、Tizenウォッチと、両手に5つウォッチというフル装備で来ました。おそらくふたりとも同世代だと思いますが。

北原 たぶん同じですね。私は1963年生まれで、今53歳です。

塚本 僕は今51歳で、1964年生まれでほぼ同世代ですね。MS-DOSとかの時代からですよね。

北原 そうですね。インベーダーゲームを子供の頃にくぐって、MS-DOSとかをやって、昔ミニコンピューターといったVAXなどを経験しました。そこからスティーブ・ジョブズがやっていたNeXTコンピュータのOSの開発をキヤノンで参加させてもらいました。

塚本 僕たちみたいに昔からコンピュータをやっている人というのは共通点があって、ガジェット好きという人がすごく多い。逆に最近の若い人は、「ガジェット愛」が無い(笑)。

北原 それはあるかもしれませんね。若い人ほど生活の中にコンピュータを持ち込むのはあたり前だから、こだわりがない。私も昔から相当ガジェットは買い込みました。Appleが出していたニュートン・メッセージパッドとか。

塚本 私は昔シャープにいて、ニュートンをシャープが作っていたのを近くで見ていたんですよ (笑)。

北原 やはりふたりともAppleとかガジェットの文化には相当影響されていますね(笑)。ニュートンといえば、今度のAppleのiPad ProとかマイクロソフトのSurfaceで、あらためてペンコンピューティングが注目されていますが。

塚本 あれはちょっと驚きました。ペンは昔は来ると思ったのですが、iPhoneでタッチ操作になって以降はほとんど消え去ってしまいました。アメリカはペンを使ってゴニョゴニョするのは根付かなかったのでしょうね。

塚本昌彦塚本昌彦
神戸大学大学院工学研究科教授
特定非営利活動法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事長
1964年生まれ。87年、京都大学工学部数理工学科卒。89年、京都大学大学院工学研究科応用システム科学専攻修士課程修了後、シャープに入社。95年、大阪大学工学部情報システム工学科講師。96年、大阪大学工学部情報システム工学科助教授。2002年、大阪大学大学院情報科学研究科マルチメディア工学専攻助教授。2004年10月、神戸大学工学部電子工学科教授。2004年2月よりNPO法人ウエアラブルコンピュータ研究開発機構(チームつかもと)理事長を兼任。

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