博報堂は、NTTデータと、生活者発想に基づくデマンドチェーン革新を目指し、共同出資による新会社「株式会社 HAKUHODO ITTENI」を設立。2025年4月1日から営業を開始した。

HAKUHODO ITTENIでは、博報堂の強みとする生活者理解を基盤としたマーケティング力・クリエイティビティと、NTTデータの先端IT技術・セキュアなシステム構築力を融合。クライアント企業の機動的意思決定に向けた独自の価値を提供することを目指すという。
HAKUHODO ITTENIの強み・ケイパビリティの一例として、博報堂が長期間にわたって保有・整備をしてきた豊富な生活者データや多面的な生活者研究の活用が挙げられる。それらに支えられた生活者・顧客のインサイト抽出技術やクリエイティビティによりCX・EX・DX戦略を開発。それらの戦略を事業基盤化すべくシステム実装まで行うことで、クライアント企業の新市場創造に貢献すると述べた。さらに、システムから抽出される事業・顧客データ分析を軸にした、日常的な事業運用の伴走まで、総合的なコンサルティングを行うとしている。
クライアント企業が直面する経営課題に応じて、COO、CMO、CTOなどのCXO層に最適化されたEnd-to-Endのソリューションを提供。HAKUHODO ITTENIでの業務対応に加え、博報堂やNTTデータの有する人材や多様なアセットとも機動的に連携を図るという。これにより、大規模なプロジェクトやシステム開発にも柔軟に対応することが可能となると述べた。
HAKUHODO ITTENIの事業は、コンサルティングサービス、システム構築、データ活用支援の3つを当面の柱とするという。これにより、クライアント企業の市場創造と生産性向上に貢献し、持続可能な成長を目指すとしている。
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