QPS研究所は2005年に設立された。航空機の研究者である櫻井晃氏(九州大学名誉教授)、三菱重工業の長崎研究所にいた船越国弘氏、宇宙工学研究者の八坂哲雄氏(九州大学名誉教授)、航空工学が専門の久能和夫氏(九州大学名誉教授)ら4人のベテラン研究者と大西社長、研究員の古賀洋平氏、QSAT-EOSに参画し現在はソフトェア開発に従事する村山淳一氏らのメンバーとなる。八坂氏と船越氏は45年前の20代の時に鹿児島の内之浦でのロケット研究を共にしている。それぞれバックボーンも専門領域も異なる。櫻井氏は飛行機、八坂氏は宇宙全般、船越氏はマネジメントが得意分野だという。
半年間の試用期間を経て、先輩の先生たちに認められ社長になった大西さん。とはいえ、先生たちの平均年令は74歳。重鎮たちを率いてのマネジメントに不安はないのだろうか?