リアルタイムアンケートシステムでは、速度センサーと通信モジュールを搭載したスティックライト型のIoTデバイスを動かすことで、回答データがクラウドに送信され、集計結果がステージ上のスクリーンにリアルタイムに投影される。集計のためにイベントを中断する必要がなく、参加者はアンケートそのものを体験型コンテンツとして楽しむことができるという。
「東京カルチャーカルチャー」は“ネットとリアルをつなぐ”がコンセプトのイベントハウス型飲食店で、2007年のオープン当初から、ネットのコミュニティで活躍する人とファンをリアルにつなぐ場所として、2,000回以上のイベントを開催してきたという。
現在は、趣味をテーマにしたイベントに加えて、“オープンイノベーション”“新規事業開発”“テクノロジー”をテーマにしたミートアップやハッカソンなど、企業とコラボレーションした取り組みにも注力しているという。
「東京カルチャーカルチャー」と、これまで同店でのイベントを多数サポートしてきた三和酒類は、「会場アンケートや投票を効率化し、エンターテインメント性を持たせたい」と考えていたという。両者は、ニフティの企業向けIoT活用支援サービス「ニフティIoTデザインセンター」を交えて企画検討を進め、アイデアを実現するIoTデバイスを開発した。通信にメッシュネットワークを用いることで、多数のデバイスから効率的にデータを収集でき、120台のデバイスの同時接続を可能にしているという。