第一生命ホールディングスと東京大学は、東京大学大学院工学系研究科と同社による共同研究を開始した。

同研究では、第一生命経済研究所が1980年代より研究を進めてきた「ライフデザイン」の考え方と、近年注目されている「well-being」の概念を融合させた新指標「しあわせ寿命」の構築を目指す。
具体的には、生成AIをはじめとする先端テクノロジーを活用し、現在のAIが人間の倫理性や社会性、そして「しあわせ」という主観的な価値観をどこまで理解し、人間の意思決定や学習を支援できるかを多角的に検証する。
同社では社内公募を通じて広く研究参加者を募る。選抜された社員は、研究メンバーとして保険ビジネスに関する実務知見を提供すると同時に、東京大学の研究員としてイノベーション推進に必要不可欠なAI活用やデジタル社会における価値創出に向けた知識と経験を得る。
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