9月までの実証実験では、Automagiの深層学習(Deep Learning)による一般物体認識技術や差分検知技術などを組み合わせ、ニチレイロジグループの冷蔵倉庫内の監視カメラの映像をもとに、カゴ車・パレット・フォークリフト・ダンボールを個別に認識し、動きの追跡の分析が行えるシステムを構築し、精度を検証したという。
この精度の検証結果では、倉庫内の物体の追跡成功率は97%となり、倉庫内のカメラの映像で高い精度での追跡が可能だとしている。
実証実験は、10月から次のフェーズを開始しており、今後はAIを活用したシステムに機能を追加することで、映像分析のリアルタイム処理や、各作業員やフォークリフトごとの詳細な行動分析などを行うとしている。2018年度中に実証実験を完了し、2019年度中には実用化を目指すという。