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経済と文明の転換期に必要な“東洋思想”

なぜいまビジネスリーダーに“東洋思想”が必要なのか――転換期に迫る“7つのパラダイムシフト”とは?

第1回

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東洋思想が説く「人間の本質」は、新しい時代にこそ必要になる

 東洋思想の根幹に位置する「老子」は、現代を予見していたかのように、次の言葉を残しています。

戸を出でずして天下を知り、牅(よう)より窺わずして天道を見る

(外に出なくても天下の情勢を知り、窓から外を窺わなくても世の中の道理がわかる)

 これはまさに現代のインターネット中心の世の中です。

 インターネットが一般に普及してからの約20年で、IoT、ロボット、フィンテック、人工知能といった新しい技術が誕生しました。我々は、目まぐるしく進歩する新技術をどのように捉え、事業に取り入れていくべきなのでしょうか。その答えは、日本の近代技術の先駆者である佐久間象山が、約180年も前に語った「技術に精神はあるか」という言葉にあります。

 技術の生命線は、どう活用するかにあります。新技術をもの珍しく展示するだけでは「見世物」にすぎず、すぐに廃れてしまいます。これからの時代を生き抜くためには、技術だけではなく、理想の社会、働き方、暮らし方を追求することが必要となります。

 そのためには、「人間は何を望んでいるのか」「人間の理想とすべき社会、働き方、暮らし方は何なのか」を探求し、その実現のために新技術を駆使することが重要なのです。

 テクノロジーが発達し、人々の生活が変わったとしても、“人間の本質”は決して変わりません。だからこそ、東洋思想が伝える“人間の本質”をいま学ぶべきなのです。

 人間の「本質」を知れば、潜在的に持っている「願望」が見えてきます。そうすれば、あとは最もふさわしい技術を選択するだけです。したがって勝負のポイントは、あくまでも「人間の本質」を知っていることになります。

 これこそが、東洋四千年の知恵の宝庫である東洋思想が最も説いていることです。

 モノに充足した人間は、次に何を望むのでしょう。「機会、チャンスを望むのだ」と東洋思想の「易経」は述べています。

 人間はこれまでになかった、全く新しい体験を望んでいます。「モノからコトへ」「所有から使用へ」といった現在のビジネスの変化は、東洋思想の「易経」が大昔に伝えている真理なのです。

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30年周期で変動する経済のサイクル――少数精鋭・頭脳勝負の企業が勝ち抜ける「転換期」とは?

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この記事の著者

田口 佳史(たぐち よしふみ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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