SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

日本生産性本部のイノベーション会議、企業のイノベーション力強化に向けた中間報告を発表

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 日本生産性本部のイノベーション会議は、「出島」と「オープンイノベーション」を中心に実施したヒアリングおよび企業アンケート調査をまとめ、「イノベーションを起こす大企業実現に向けて」と題した中間報告を発表した。

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 今回中間報告をまとめた企業アンケート調査は、上場企業および資本金3億円以上の非上場企業を対象に、2018年秋および2019年秋の二度にわたり実施している。

 日本企業が破壊的イノベーションを起こしにくい要因として、「イノベーションのリスクを取ることに消極的な経営」とする回答が67%を占めた。その背景として「失敗が許容されにくい企業風土」や「手続きや会議などが多く意思決定が遅いこと」「失敗が許容されにくい人事評価制度」など、制度面での課題が浮き彫りになったという。企業のイノベーション力強化に向けては、「失敗をマイナス要因と見る状況を変えること」「内部手続きや会議など内向きのエネルギーを軽減すること」の二点が、変革の第一歩だとしている。

 イノベーション会議では、企業風土の変革や破壊的イノベーションに有効な手段とされる出島とオープンイノベーションの担い手等へのヒアリングを実施し、企業のイノベーション力強化に向けた提言として、下記項目を挙げている。

1.「リスクを取ることに消極的な経営」を変えるために

  • 経営層は現場でのリスクへの挑戦を委縮させない企業風土をつくる
  • 経営層は失敗をマイナス要因としない人事評価制度をつくる

2.イノベーションを起こす人材確保のために

  • 社内外を問わず人材を得る
  • 社内の「知の組合せ」には限界。意識的に多様性を持ち込み「知の探索」を図る

3.出島を成功させるために

  • 出島への権限移譲など思い切った試行錯誤を行い、失敗できる環境を与える
  • 出島と本社をつなぐ役割を重視する

4.オープンイノベーションを成功させるために

  • 意思決定のスピード感を重視する
  • 相手組織との相互信頼関係を醸成する

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
関連リンク
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング