「空飛ぶクルマ」や「物流ドローン」を開発するSkyDriveは、長大および大林組と協働で空飛ぶクルマの離発着場モデル作成を推進すると発表した。

　空飛ぶクルマの実現には、離発着場の標準化が必要となる。長大はこれまで、明石海峡大橋や瀬戸大橋、レインボーブリッジなどの橋梁設計を培ってきたほか、ヘリポート付き病院の設計、環境アセスメントや道路騒音調査など、空飛ぶクルマの離発着場構築にもつながる事業を手掛けてきた。また、大林組は総合建設会社として、国内外で数々の事業に携わっている。

　現在は、SkyDriveが持つ機体情報や機体に関わる必要設備に関しての情報・知見を基に、離発着場の標準化（日本版）に資するべく、長大と大林組の持つ環境や交通システム、設計・施工の知見および技術を動員した、空飛ぶクルマの離発着場モデル作成に向け検討を行っているという。

　同検討で得られた経験をもとに、今年度より開催される「空の移動革命に向けた官民協議会　離着陸場ワーキンググループ（WG）」にて、空飛ぶクルマの実装に向けた提言を検討するとしている。