SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

Biz/Zineニュース

東芝、品質保証の可視化など「信頼できるAI」の提供に向け「AIガバナンスステートメント」を公開

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

 東芝は8月30日、信頼できるAIシステムの開発・提供・運用を推進するために、AIに対する理念を7つの観点でまとめた「東芝グループAIガバナンスステートメント」を策定し、公開した。

 同社グループは、同ステートメントで示した考え方をベースとして、信頼できるAIシステムの開発・提供・運用に向けて、AIガバナンスを構築し、様々な取り組みを進めていくという(図1)。

図1:東芝グループのAIガバナンスの全体像<br/>[画像クリックで拡大表示]
図1:東芝グループのAIガバナンスの全体像
[画像クリックで拡大表示]

 AI人材の育成に関しては、非技術者のマネジメント層に向けたAIリテラシー講座を開発。AI専門家以外のリテラシーを向上させることで、顧客に「信頼できるAI」を提供するための人材の幅を拡げるという。今後、非技術者のマネジメント以外の層に向けた講座も開発していく予定だとしている。

 また、AIシステムの品質を保つ仕組みづくりにも力を入れていくという。東芝グループ独自の「AI品質保証ガイドライン」を策定するとともに、顧客目線で整理した「品質カード」を用いて、品質保証を可視化する取り組みを始めている。例えば、AIシステムの性能を認識率や正解率で示すだけでなく、学習や評価に利用したデータの傾向から、AIシステムが得意とする領域や苦手とする領域を示すことで、顧客がAIシステムの特徴を理解した上で利用できるようにしているという。

 併せて、AIシステムの運用開始後の環境変化による性能劣化などを起こさないように、継続的に性能を保つ仕組みとして、MLOpsの導入を進めている。現在、社内外の製造現場や社会インフラなどを対象にしたAIシステムへの適用も進めており、今後も適用先を拡大していく予定だとしている。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
関連リンク
この記事の著者

BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング