ヘンリー・ミンツバーグ氏が警鐘を鳴らす、“サイエンス偏重型”のマネジメント
伊丹氏、野中氏の講演に対し、ヘンリー・ミンツバーグ氏は「その国でその国の中が見えている人の話は興味深い」と述べ、「各々が互いに好ましく思い、同様の思いを共有できていることはすばらしいこと。しかし、世界で何が起きているのかを鑑みると、まずはその理解が必要だろう。そしてビジネスも社会も変わっていかねばならない。そこで問題を診断するより、何をすべきか、何かできるかを議論すべきだろう」と語った。
確かに現在、世界では「カタストロフィー(大変革)」によって、大きくバランスを欠いているように見える。大変に不安定な状況にあり、その結果、特に2つの傾向が顕著だという。