ABEJAは、「テクノプレナーシップ」の精神を掲げ、テクノロジーによってイノベーションを実現しインパクトのある社会貢献をするとともに、リベラルアーツでその行為を問い続け「ゆたかな世界を、実装する」という世界観につなげていく姿勢を大切にしている。
この精神を具現化するため、法曹、学術、文化、報道の分野で活躍する外部識者でつくるEAAを設立。同委員会で得た意見や知見を、経営や事業への反映に努めていくという。
ABEJAは、社内のコンプライアンスにかかわるテーマのうち、「AIの法務・倫理」に関する事項に関してEAAで議論するとしている。EAAは、客観性、独立性を担保するため全員、外部識者で構成しており、ABEJAの代表取締役社長CEOである岡田陽介氏は、個別案件や当社の考えなどについて説明する立場として、討議に参加する。
主な討議テーマは以下を予定している。
- 個別案件への助言や提言:ABEJAの業務で直面するAIと倫理に関連した課題や案件について都度討議、業務の実現や改善につながるような建設的な助言・提言を示していく。
- 社内のAI利用原則・行動指針の策定:日本、EUなどのAI倫理指針などの動向や社内メンバーの意見を反映させつつ、ABEJA社内で共有されるべきAIの利用原則と行動指針の策定を目指す。策定にあたっては、現場で働くメンバーと委員が意見を交わす機会を設ける。
- 出席者による知見の共有:ガイドライン作りや個別案件の協議に際し、海外の政策・法務の動向、専門の知見に基づく踏まえておくべき視点などについて、委員がスピーチなどで情報を共有。議論のきっかけや判断の参考にする。