テクノロジーが“不在時間”という巨大な市場を生み出す
テクノロジーの進化によって、私たちは「Tobiraエコノミー」を創出することが現実となりつつあります。なぜ“経済圏”と大きく考えられているかというと、不在時間は未開拓の市場だからです。たとえば仕事で朝7時から夜7時まで不在にしている家があったとします。それが年間240日だとすると、年間で2,880時間の不在時間があるという計算になります。私は、これから人々が不在時間を市場に開放するようになると考えています。
サービスの進化にトビラやカギが対応できていないため、不在時間にトビラの内と外を行き来するサービスはまだ普及にいたっていません。それは、トビラが対応できていないことに加え、不在時にトビラの内側に入る入られることに抵抗がある人が多いからだと思います。監視カメラをセットで提供する米国Amazonの例を紹介しましたが、私たちは「bitkey platform」でトビラとカギを進化させることで、人々の心理的な障壁を取り除こうとしています。