「GOOD DRIVE」は、自動車保険の本来の役割である万一の事故時の補償やサービスの提供のみならず、AI等の先進技術の活用により、事故リスクの低い運転をするドライバーにキャッシュバックのインセンティブを提供することで、ドライバーの事故リスクの低減、ひいては交通事故の少ない社会の実現への貢献を目指す、自動車保険の新たな価値を提供するモビリティ・サービス。
ドライバーの運転特性を計測するための「GOOD DRIVEアプリ」と「GOOD DRIVEデバイス」
■GOOD DRIVEアプリでの運転特性の計測とキャッシュバック率
GOOD DRIVEアプリ（以下、専用アプリ）で計測される運転特性データは、「走行時間」「アクセル」「ブレーキ」「ハンドル」「走行中のスマートフォン操作の状況」から構成される。保険始期日以降に計測される全ての運転特性データから事故リスクを推定してスコア化し（以下、「運転スコア」）、運転スコアに応じてキャッシュバック率を決定する。キャッシュバック率は最大30％で、全部で5段階。
なお、キャッシュバック率は、年齢や等級には関係なく「運転スコア」のみで決まるとしている。そのため、「20歳代のドライバーが運転する」「等級が進行していない」といった保険料が高くなりがちなドライバーや、すでに20等級で等級割引が増えないというドライバーも、事故リスクの低い運転をすることで保険料の節約が可能になるのだという。
■期待できる事故リスクの低減効果
専用アプリでは、現在の運転スコアに加えて、運転スコア向上のためのアドバイスや走行経路、運転スコアに影響するような操作をした地点の確認が可能。ドライバーがこれらを参考に運転スコア向上を目指した運転を心掛けることで、キャッシュバック率をアップさせるとともに、自然に事故リスクが低減していくことも期待できるという。
スマートフォンの操作などの煩わしさを極力減らすため、ドライバーの運転特性は、ソニー損保が提供する専用アプリと、契約後にソニー損保から送付する「GOOD DRIVEデバイス（以下、専用デバイス）」により、自動で計測される仕様となっている。
専用デバイスを契約車両のアクセサリーソケットに挿入すると、車の運転中はBluetoothの電波がスマートフォンに発信される。専用アプリは専用デバイスの電波を受信すると計測を開始し、電波が止まると計測を終了する。なお、専用デバイスにはUSBポートも用意し、スマートフォンの充電も可能となっている。
万が一の事故や車のトラブル時のサポートをさらに手厚くする「緊急ボタン」を専用デバイスに搭載。「緊急ボタン」を押すことにより、専用アプリに緊急連絡先が表示されすぐに電話ができるとともに、ドライバーの位置情報や契約情報が専用アプリからソニー損保の事故受付担当者に連携されるため、連絡がよりスムーズになるとしている。
「GOOD DRIVE」は、ソニー損保がこれまで蓄積してきた保険商品・サービスの開発における知見に加え、ソニーグループが保有するAIやセンシング、クラウドコンピューティングなどの技術を用いることで実現したスマートフォン専用の運転特性連動型自動車保険。昨今の保険サービスにおいて、先進テクノロジーの活用は必要不可欠となっているが、ソニーグループ各社との協業により幅広いテクノロジーのサポートを得られることは、他の保険会社にはないソニー損保の強みの一つだと述べている。
