伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、生成AIの活用についてのコンサルティングサービス「生成AIアドバイザリサービス」を開始した。
同サービスは、生成AIの導入について検討から実装までをカバーするコンサルティングサービス。検討フェーズに対応した「生成AI活用アドバイザリ」、ビジネスに適した回答につなげる「プロンプトコンサル」、企業内の既存システムと生成AIの連携をサポートする「生成AI組み込みコンサル」の以下3つのメニューから構成されており、著作権侵害や情報漏洩などのリスクも考慮して生成AIの利活用を支援するという。
1. 生成AI活用アドバイザリ
- 生成AIの概要や活用方法に関する勉強会
- 生成AIテーマ抽出の技術面での支援
- 生成AIの活用方法の提案
2. プロンプトコンサル
- プロンプト作成のためのヒアリング
- 顧客に代わりプロンプトを試行するプロンプト代行
3. 生成AI組み込みコンサル
- 生成AIをシステムに組み込むためのシステム構成アドバイス
また、生成AIを含めてAIの利活用によりビジネスの変革につなげる体制として、4月にはAXタスクフォース(AX:AI Transformation)を社内に設置。社内文書の制作やコーディングなどを含めてCTCグループで生成AIを利用していく環境の整備から、利用ルールの策定、利活用に関する戦略およびサービス開発の検討、生成AI関連サービスの統括などを担い、社内業務での利用や顧客への提供を促進していくとしている。
CTCは今後、特定部署での活用や試験導入を検討している企業を含めてサービスを展開し、1年間で30社への提供を目指すという。