アクセンチュアと、産業用ロボット向けの知能ロボットコントローラを基盤に、次世代型工場・倉庫の自働化ソリューションを手掛けるMujinは、製造・物流領域における現場のオペレーションデータと経営データをつなぎ、製造・物流企業のデータ主導型経営と自動化・省人化を加速する合弁会社、Accenture Alpha Automation(アクセンチュア アルファ オートメーション)を設立した。
なお、同合弁会社への出資比率はアクセンチュアが70%、Mujinが30%。
同合弁会社では、これまでMujinとアクセンチュアが蓄積してきた製造・物流現場のデータ、AGVやロボットアームに関する知見と、企業変革のノウハウや先進デジタル技術を活用した全社基盤の実装に向けた専門性を組み合わせ、製造・物流領域における自動化・省人化ソリューションを創出するとしている。
製造・物流オペレーション現場で生み出されるオペレーションデータを、経営の意思決定に必要な全社情報基盤に一気通貫でつなげ、自動化・省人化を実現するソリューションを創出。アクセンチュアおよびMujinは、同合弁会社で創出されたソリューションを活用し、クライアントの製造・物流現場のオペレーションデータと、全社のサプライチェーン状況や財務、マーケット情報、経営管理データなど、従来断絶されていたデータやプロセスを統合し、データ主導型経営の実現を支援するという。
なおアクセンチュアは、アジア初の「プロジェクト・スポットライト」の一環としてMujinに対する出資を実行。プロジェクト・スポットライトは、アクセンチュア・ベンチャーズが革新的なエンタープライズ・テクノロジーを創造または応用する企業に投資するプログラムだとしている。投資先テクノロジー企業とアクセンチュアのクライアント企業をつなぎ、またアクセンチュアの専門的な知見を提供することで、投資先テクノロジー企業が自社のソリューションをエンタープライズ市場で、迅速かつ効果的に規模を拡大できるよう支援すると述べている。