「DEEPstation」は、Pythonで書かれたWebベースのGUI環境で、同ソフトウェアとUbuntu 14.04をプリインストールした深層学習用ハードウェア「DEEPstation DK-1」もサードウェーブデジノスと共同開発し発売する。
「DEEPstation」の特徴は次のとおり。
・GUIベースでGPUを使った深層学習を操作・管理:煩雑になりがちなディープラーニングの作業を自動化。カテゴリ別にフォルダに分けた画像をzipにしてアップロードするだけで、自動的に訓練データとテストデータを作成。
・GUI上からChainerのモデルをソースコードレベルで操作可能:学習させるモデルは、GUI上からソースコードを編集可能。典型的なNetwork In Network、GoogLeNetを利用することはもちろん、一部ソースコードを修正して独自のチューニングを手軽に実施。
・Webベースだからリモートマシンからも操作可能:WebベースでGUIを実現しているため、学習などの負荷が高い作業は専用のGPUを搭載した学習用マシンで、実際に学習済みニューラルネットワークを利用するアプリケーションの開発には手元のノートPCで行うなどの分業が可能。学習用データセットをブラウザからアップロードできるほか、学習させたモデルの任意のエポックをGUI上から手軽にダウンロード可能。
「DEEPstation」の動作環境は次のとおり。
- Python 2.7
- Chainer 1.4
- Linux (Ubuntu 14.04を推奨)