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シリコンバレーで感じたイノベーションの実行力は「失敗の仕方、勇気、情熱の維持」

パネルディスカッション「シリコンバレーで活躍する・シリコンバレーを活用する」レポート

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シリコンバレーに向かった大企業の“エイリアン”-始動の原体験

ヤマハの西城氏は「自動車が動いていない時が気になる」

 ヤマハ発動機の新規事業担当として、シリコンバレーに新会社「Yamaha Motor Ventures & Laboratory Silicon Valley Inc. 」を設立し、現地で活躍している西城洋志氏。「会社の中ではエイリアンだった」と語った西城氏は、ヤマハにいながらメイン事業のモーターサイクルやマリーンに入社以来19年間関わったことがない。だからこそ、目の付け所が他の社員と違うという。

ヨーロッパの市場調査に参加した時、発動機事業に関わっている方は乗り物に乗っている人を見て、何を感じているのか、その使われ方を観察していました。
しかし私は、オートバイや車が駐車場にとまっている時が一番気になったんです。価値を生んでいない状況を辛く感じて、発動機事業の方とは視点が少し違ったのかなと思います。だからこそ、自分には新しいヤマハをつくれるのではないかと感じました。

 その後、常務から新規事業担当の命を受け、2015年4月からシリコンバレーに駐在。年末に、本社に対して新会社設立の提案をし、2015年7月に「Create new Yamaha」をキャッチフレーズにYamaha Motor Ventures & Laboratory Silicon Valley Inc.を設立。現在は現地で採用したエンジニアらとともに5人で新規事業を立ち上げ中だ。

 西城氏はヒト型自律ライディングロボット「MOTOBOT」や、クルマをインターネットにつなげることにより、周囲の環境情報をリアルタイムに取得しその情報を用いて大気汚染や天気を知ることができるVasPプロジェクト、CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)の機能も持ち、移動体向けメッシュ型Wi-Fi通信サービスを提供しているVeniam社への投資なども行っている。

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起業家として、事業開発担当としての「始動」の原体験

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