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freee、自動仕訳の特許取得・ラボ創設・会計ソフト強化など人工知能(AI)関連で発表

「スモールビジネスAIラボ」創設でバックオフィス業務効率化の支援をAIで加速

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 freee(東京都品川区)は、6月27日、スモールビジネスのバックオフィス業務を人工知能(AI)でより効率化することを目的とした研究開発機関「スモールビジネスAIラボ」を創設する。また、人工知能を活用したバックオフィス業務の効率化の研究で、5月20日付で、クラウド会計ソフトの自動仕訳に関する人工知能技術について特許権を取得した。さらに、この特許技術も適用し、「クラウド会計ソフト freee」の強化した自動仕訳機能「仕訳登録AI」を6月末から提供を開始することを発表した。

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 ・「スモールビジネスAIラボ」の設立と人工知能会計の特許取得

 「スモールビジネスAIラボ」では、今回、特許権を取得した記帳業務への人工知能技術の活用だけではなく、スモールビジネスにおける社員・経理担当者の作業効率化や、経営者の意思決定を支えるための人工知能の開発・ビジョンの発信を行っていくという。

 freeeは、創業当初より人工知能による経理効率化に注力し開発を進めており、今回、クラウド会計ソフトの特徴である自動仕訳機能に関して、人工知能技術を活用した基本特許を取得した。これを皮切りに、freeeだからこそ実現できる高度な自動仕訳機能、自動消込機能など、人工知能を活用したバックオフィス効率化の機能開発を進めていくとしている。

 なお、特許権を取得した人工知能を活用した自動仕訳機能は、次のような特徴を備えている。

  • インターネットバンキング等から取得した明細に記載された日本語(摘要欄)から、未知の日本語であっても適切な勘定科目を推測することができる
  • 学習エンジンを搭載してるため、この機能をつかうユーザーが増えれば増えるほど、推測の精度は高まる
 ・仕訳入力時間を大幅に削減する「仕訳登録AI」機能

 「クラウド会計ソフト freee」では、クレジットカードや銀行口座の情報を入力するだけで、同期された情報をもとに人工知能を利用することで自動で勘定科目を推測し、仕訳を作成する機能を提供してきた。今回、特許権を取得した人工知能技術の活用を発展させることで、自動仕訳機能を大きく強化し、さらなる経理業務スピードの向上を可能とする「仕訳登録AI」を6月末より提供を開始する。

 「仕訳登録AI」の機能は、リリース後も次の機能を順次追加していくことで、従来の「自動で経理」の機能と比較して、約90%の作業時間削減をめざすという。

  • 1件登録すると類似の仕訳を人工知能が判断して処理内容を推薦
  • 仕訳登録だけでなく、消込作業も人工知能が推薦

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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