連載・コラム ヒトと人工知能が「協働」する時代

AI時代にこそ欠かすことができない“人間同士”のコラボレーション

第4回

 前回は、AIと人間の融合を進める上で企業に必要な5つの要素“MELDS”(マインドセット・実験・リーダーシップ・データ・スキル)について説明しました。今回は、AIと人間のコラボレーションを進める上で大切な、人間同士(企業・組織間)のコラボレーションについて、具体的な事例も交えて解説します。

[公開日]

[著] 保科 学世

[タグ] AI・機械学習

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新たな価値創出には“AIと人間”、“人間と人間”のコラボレーションが不可欠

 前回、AIを活用して新たな価値を創出するためにはAIと人間のコラボレーションが不可欠であり、それを進める上で生じる課題を解決するためには、MELDSの要素を取り入れることが重要だと説明しました。

 実際にAIを活用するにあたって、もうひとつの重要な点が、企業・組織間、すなわち人間同士のコラボレーションです。

 ビジネスプロセスを新たに組み直すには、これまでにない発想で人間とAIの役割分担や異分野領域の融合を考えなければなりません。そのため、AIや各分野のプロフェッショナルを揃え、既存の従業員を再教育し、組織全体の考え方やカルチャーを変えるといった改革が必要です。それには多大な時間とコストがともないますが、企業・組織間でコラボレーションを図ることで、これらの課題を解決し、企業価値を加速度的に引き上げることが可能だと考えています。

 今回は、AIと人間のコラボレーションを成功させた企業の具体例と、それを目指す上で必要となる企業・組織間のコラボレーションのあり方について説明していきます。

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