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「移住定住」から「多住流動」へ──人口減少を機会にするシェアリングエコノミーの可能性と未来の生き方

SHARE SUMMIT 2019レポート:Vol.1「地方の未来」

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藤野英人氏が語る、都市の若者とヤンキーの虎による地方創生

 レオス・キャピタルワークス 代表取締役社長 藤野英人氏は、2019年5月に一般社団法人みらいまちLABOを設立。富山県朝日町をベースに、古民家の再生、地方創生や起業家育成を目的とした朝日町から日本をより良くする取り組みを実践している。藤野氏は地域が抱える問題点のひとつとして「地元の文化や魅力を、地元の住人たちがよく理解できていない。発信できていない」と指摘した。そんな中で、藤野氏が拠点としている富山県朝日町は地方創生に成功していると言う。

 朝日町の町長は日本中の地域を駆けずり回り、真似すべきところや改善するべきところを実際の視察で感じ取り、それを持ち帰り、町民と共に議論する場を設けている。朝日町はかつて空き家が多く存在した。一方で首都圏の若者は都心の窮屈さに疲弊し、環境を変えたいと望む人も少なくない。朝日町は、空き家のリノベーションによって人が集まるような地域になり、若者たちを家族も含め迎え入れ移住者を増やしている。現状は空き家と移住者の数がほぼ同数に近づき、空き家が一軒もなくなったという。

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