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レイ・フロンティアと東京都市大学、人流の予測精度向上、大規模データ対応で共同研究・開発を開始

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 人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics(サイレントログ アナリティクス)」を提供するレイ・フロンティアは、東京都市大学 知識工学部 知能情報工学科の塩本公平教授ら研究チームと共同研究契約を締結し、人流の予測精度向上、大規模データ対応への共同開発を開始した。

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 現在、技術革新、人口変動、エネルギー需要の変化により、世界中の都市部でデジタル化が進んでおり、都市構造や生活様式も大きく変化しつつある。そのような社会変化に備え、今後の都市部では、改たな交通網の迅速な整備、それに関連する避難計画の策定が重要となるという。

 レイ・フロンティアは「SilentLog Analytics」プラットフォームで収集されている、総移動距離およそ24億kmの膨大な移動データを活用した行動予測モデルを、日本国内、および世界の他都市でも有用なソリューションへ発展させていくべく、東京都市大学の塩本公平教授らと共同で東京地区を中心に分析し、さらなる予測精度の向上と、大規模データへの対応をするための技術開発を実施することになったと、経緯を語る。

東京都市大学 知識工学部 知能情報工学科 塩本公平教授研究チーム

 塩本公平教授ら研究チームは、モバイル基地局を効率的に配置するため、Microsoft Research Asiaが無料で公開する中国・北京のGPSデータ(17,621件)を元に人の移動パターンのデータベースを作成し、これを分析することで、移動先を約70%の確率で予測することができるアルゴリズムを開発した。

サイレントログについて

 サイレントログは、2014年10月よりサービスを開始したiPhone向けライフログアプリ。2020/03/05まで、App Store上でのレビュー数が7700件以上、評価が4.0以上となっている。ユーザーは行動ログ(滞在、徒歩、各種移動体) が自動で記録されることで、日記代わりに利用することができる。

SilentLog Analyticsについて

 「SilentLog(サイレントログ)」から蓄積した、1日2000万件の膨大な緯度経度データを活用して行動予測モデルを構築し、その技術をBtoB向けの位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」として、日本国内にとどまらず、欧州や東南アジアなど国内外の企業に対してサービスを展開している。サービスは、自動車や鉄道などの交通分野(商品ブランド:モビリティ・フロンティア)、人流データ等のマーケティング・リサーチ、人の動態分析を必要とするヘルスケアなど多様な分野に応用されているのだという。

モビリティ・フロンティアについて

 レイ・フロンティアはMaaSなど革新する交通分野において、「モビリティ・フロンティア」ソリューションを打ち出している。鉄道や自動車、バス、タクシー、バイク、自転車などの車両や乗客の相互の位置情報を、「SilentLog Analytics」を用いて解析し、「モビリティ・フロンティア」としてモビリティ関連サービスに貢献するものだという。「モビリティ・フロンティア」は三井物産株式会社、株式会社イードを交えて推進している。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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