NECは、米国で通信事業者向けに4G/5G基地局装置の無線機(RU:Radio Unit)およびAIベースの無線機ソフトウェアの開発を手掛ける米国のスタートアップ企業Blue Danube Systems(以下、ブルーダニューブシステムズ社)と買収に関する契約を締結した。なお、本買収は必要な手続きを終了した後、2022年3月頃に完了予定だという。
2013年に設立されたブルーダニューブシステムズ社は、5Gを中心とした基地局装置の無線機の設計・開発と、独自のMassive MIMOビームフォーミング技術を活用した無線機アンテナを制御するソフトウェアの開発を行っており、北米を中心とした複数の通信事業者と実証実験を行っている。
今回の買収によりNECは、ブルーダニューブシステムズ社の無線機の設計・開発チームを取り込むことで、5G関連製品ラインアップの拡充と北米の顧客サポートの強化に加え、グローバルの通信事業者向け5G基地局の開発体制を強化していくという。