なぜ意味のない「グラフや表」が大量生産されるのか-分析前にすべきこと

第2回

 前回は連載第1回として、データ整理とデータ分析の違い、データを1軸ではなく2軸で考えることの重要性を解説しました。
 今回は、活用されないグラフや表などを大量に作ってしまいがちなデータ作業の前に必要な考え方を解説します。 データを目の前にするといつも反射的にとりあえずグラフ化してしまう人は必見です。

[公開日]

[著] 柏木 吉基

[タグ] データ・アナリティクス ビジネススキル 事業開発

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意味のない「グラフや表」は、なぜ大量生産されるのか?

 「データ分析をする」と聞いて、最初にすることは何でしょうか?

 恐らく多くの人が、データの内容を把握する、具体的には「グラフや表にする」と答えるのではないでしょうか。実際に「まずデータに手を付ける」ことから始める人が多いのが事実です。

 例えば、担当地域の36週間分の売上実績データがあったとします。すると、まずこんなグラフを描いてみる人がたくさんいます。

担当地域週別売上実績

 みなさんはこのグラフから何を読み取るでしょうか?

「週によって多少のバラつきがあるが、大体28000~37000の間に収まっている」

くらいでしょうか。でもちょっと冷静に考えてみてください。

 それが分かったところで、次に意味のある形で何にどう繋げられるでしょうか?
 まずは全体の傾向を把握する、というステップは間違っていません。ただ、目的が全体把握であろうが、具体的な課題や要因を探るのであろうが、データの手を付ける前に是非やるべきことがあります。

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