SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

データ分析×ロジカルシンキング

なぜ意味のない「グラフや表」が大量生産されるのか-分析前にすべきこと

第2回

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 前回は連載第1回として、データ整理とデータ分析の違い、データを1軸ではなく2軸で考えることの重要性を解説しました。  今回は、活用されないグラフや表などを大量に作ってしまいがちなデータ作業の前に必要な考え方を解説します。 データを目の前にするといつも反射的にとりあえずグラフ化してしまう人は必見です。

  • Facebook
  • X
  • Pocket

意味のない「グラフや表」は、なぜ大量生産されるのか?

 「データ分析をする」と聞いて、最初にすることは何でしょうか?

 恐らく多くの人が、データの内容を把握する、具体的には「グラフや表にする」と答えるのではないでしょうか。実際に「まずデータに手を付ける」ことから始める人が多いのが事実です。

 例えば、担当地域の36週間分の売上実績データがあったとします。すると、まずこんなグラフを描いてみる人がたくさんいます。

担当地域週別売上実績

 みなさんはこのグラフから何を読み取るでしょうか?

「週によって多少のバラつきがあるが、大体28000~37000の間に収まっている」

くらいでしょうか。でもちょっと冷静に考えてみてください。

 それが分かったところで、次に意味のある形で何にどう繋げられるでしょうか?
 まずは全体の傾向を把握する、というステップは間違っていません。ただ、目的が全体把握であろうが、具体的な課題や要因を探るのであろうが、データの手を付ける前に是非やるべきことがあります。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
データ分析の前にすべきこと

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
データ分析×ロジカルシンキング連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

柏木 吉基(カシワギ ヨシキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング