エムスリーとソニーグループ(以下、ソニー)は、テクノロジーと医療の知見を融合したソリューション事業を行う会社サプリムを設立した。新会社では、デジタル技術を活用して病気の治療を行うデジタル治療(DTx:デジタルセラピューティクス)を視野に、在宅でのリハビリ支援を行う身体機能改善事業や高齢期の虚弱(フレイル)予防事業、IoTを用いた医療センシング事業などを展開するという。
第一弾として、ひとりでできる在宅リハビリサービス「リハカツ」の提供を開始する。「リハカツ」は、ソニーが長年開発を続けている「姿勢推定技術」と正しく運動が出来ているかを判定する動作解析技術を用い、「脳梗塞リハビリセンター」を展開するワイズの全面協力の下、身体の動きの評価や評価結果に合わせたトレーニングの提案を行う。また、トレーニングが正しく実施できているかをAIが判定するため、いつでも、どこでも、何度でも、好きなだけ、自分のペースで身体に合ったトレーニングを正しく実施することができるという。理学療法士によるリモートレッスンも定期開催し、質問の機会も設け、ひとりでは続けづらい運動を支援するとしている。
また、「リハカツ」は高齢者介護施設などでの利用も想定しており、実証実験を行う予定だという。